FileMakerの活用

データベースの活用といえば、以下のようなものが思い浮かびます。

  • 住所録
  • 顧客管理
  • 見積・請求書発行
  • 販売管理
  • 在庫管理

 

 ↑FileMakerWEBサイト

FileMakerなら簡単に構築することができます。
皆さんがどのように活用するかは、その必要性によって変化します。
FileMakerを購入することもなく使うこともできます。
以下が簡単な比較です。

ローカルPC ファイルメーカーネットワーク WEBアクセス FileMaker Go 費用
ランタイム版
FileMaker Pro
FileMake Server

 

●ランタイム版
ランタイム版とは、FileMaker Advanceで作られた、独立したソフトウェアです。
FileMakerを購入する必要はありませんが、開発者が作成したものを購入します。
金額は内容にもよりますが、一番簡単に導入できます。
ただし、ローカルPCでしか利用できず、共有やネットワークでの利用ができません。
個人商店などの方に最適だと思います。

●FileMaker Pro
ソフトウェアの購入が必要です。
ファイルメーカーネットワークで共有ができ、最大9人までの同時接続が可能です。
(ファイルメーカーネットワークでの同時接続には、PC分FileMakerが必要です。)
インスタントWEB(ブラウザでのアクセス)は同時に5セッションまで可能。
従業員数10名程度の小規模事業に最適です。

  ■FileMakerを1個購入し、ファイルをPC上で開き、アクセスはブラウザから行う。 
    長所: ソフトの購入が最低限なので、安価で導入できる。
    短所:5人(セッション)までしか同時アクセス出来ず、ブラウザからの
        データ更新には、データインポートができないなど多少制限がある 。

  ■FileMakerを、PCの台数分購入し、1台でファイルを開きネットワークでアクセスする。
   長所:どのPCでも同じように作業できるので、データの更新や作業効率が良い。
   短所:台数分FileMakerを購入するので、初期費用が高額になる。

●FileMaker Server
サーバーバージョンには、FileMaker ServerとFileMaker Server Advanceがあります。
違いは、インスタントWEB公開ができるかできないかです。(以下、参考資料)

FileMaker Server FileMaker Server Advance
ファイルメーカーネットワーク
同時接続250まで
無制限
PHP/WEB公開
インスタントWEB公開 ×
同時セッション100まで
価格 ¥134,400 ¥399,000

価格は3倍ですが、FileMaker Server Advanceではデータベースを共有する
ほぼ全てのことが実現できます。(専用サーバーが必要。)
大規模なデータベースを構築するのに向いていると思います。

Tips
ファイルメーカー用の専用サーバーですが、AmzonEC2のクラウドが安価で便利です。
当社もAmazonEC2でテスト環境を実現しています。
サーバーバージョンに限らず、AmazonEC2にFileMakerをインストールし、
ファイルを置くことで、外出先からもアクセスでき、その場で見積作成など
素早いビジネスが実現できます。
後述の、FileMaker Goの活用においては必要不可欠な要素になってきます。